メアリAI

検査業務のヒヤリハットを減らす

医療現場では患者取り違えが原因となる医療事故が起きています。これは手術や点滴だけではなく、CT検査やレントゲン撮影など放射線部での業務でも日常的に起きています。(厚生労働省調べ、一般社団法人日本臨床衛星検査技師会調べ、など)

原因は様々ありますが現在の誤認防止の取り組みは受診者本人の意志に頼るところが多く(本名をフルネームで言ってもらう、など)、認知症患者、酸素マスクを着用した患者、麻酔を使用した患者の検査などもあるので誤認を防止するには十分ではない面もあります。

放射線業務の場合、検査にはエックス線による放射線被ばくが伴うため、患者誤認(受診者誤認)を限りなくゼロにすることが求められます。

検査機器で誤認防止

医療機器メーカ各社から販売されている最新機種では、検査を受ける受診者が撮影室内で検査内容を確認できるようにモダリティにディスプレイを搭載しています。

しかしこうした仕組みが用意されるのは最新上位機種のみであり、導入済みの旧来機では前述の口頭による確認などを行うしかありませんでした。

既存機器の構成に追加

メアリAI(受診者取り違え防止エージェント)は既存のモダリティの構成をそのままに、最新機種で取り入れられている撮影室内で検査内容の確認ができる仕組みを追加することで検査時の患者誤認を防止します。

メアリAIはモダリティ(CT、X線TV、CR/DR、マンモグラフィなど)、RIS(放射線科業務システム)、PACS(医療用画像管理システム)で通信している内容を取り込み、その通信内容を独自開発の人工知能で解析することによって検査対象が妥当であるか判定します。

具体的にはモダリティと RIS間でやりとりされる DICOMデータに含まれる患者情報、モダリティのコンソールモニタに表示されている患者情報、そして受診者の持つリストバンドなどの情報に矛盾がないかを判断し、その結果を画面と音で知らせます。

撮影室内に設置したディスプレイには受診者情報が表示されるので、この内容を技師が確認したり、また受診者本人が確認することが可能になります。

通常こうしたシステムを追加する場合、RISベンダー/PACSベンダーからクライアント接続料(接続ライセンス)を請求されますが、接続ライセンスを使わない独自の仕組みを用いることでコストを抑えて導入することができます。(特許出願済み)

エージェントの動作概要

1. 医師より検査のオーダが入る(オーダリングシステム/HIS経由で RIS にオーダのデータが入る)
2. モダリティのコンソールを操作しオーダを確認する
3. モダリティと RIS間で通信が発生。「メアリAI」が内容をチェックする(*1)
4. 検査開始。モダリティで患者登録する。
5. 「メアリAI」がモダリティの検査内容をチェックする(*2)
6. 受診者が検査室に入る
7. 受診者のリストバンドを読み取る
8. 「メアリAI」がリストバンドの情報を元に、事前にチェックしていた *1 および *2 の内容と一致するかを判定
9. 「メアリAI」が検査内容を正しいと判定すれば画面と音でお知らせ。不備が検出された場合は警告
10. 検査。結果は PACS に送付される。
11. 「メアリAI」が PACS の内容をチェックする

具体的な流れは施設によって異なりますが、概ね上記の流れで動作しています。メアリAIは独自の人工知能により常にモダリティの検査内容をチェックし続け、受診者が想定している検査対象者と入れ替わっていないかを自動的に判定します。

導入について

本システムの導入については春木メディカルサービスまでお問い合わせください。


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